こんにちは。
最近の丹波市は、秋が深まり、夜の寒さが強まってまいりました。
今回は、先日行われた地元小学生による酒造り見学の様子をお伝えいたします。
日本酒造りの工程を、1年を通して体験する総合学習の一環で、
これまでに、酒米「兵庫北錦」の田植えや稲刈りを経験してくれました。
今回は最後となる、酒造り見学です。
秋晴れの日の午後、地元の小学3年生12人が、
元気いっぱいで来蔵してくれました。
みんなで蔵の前に集合し、
杜氏から注意事項と内容の説明を受けた後、蔵の中へ。
食用米と酒米の違いやお酒の造り方の説明を杜氏から聞き、
蔵内で生麹、麹甘酒の試食を体験しました。
口に入れると、すぐに「おいしい!」と大きな声で伝えてくれる子や、
「麹ってこんな味なんだ!」と感想をくれる子もいました。
次に、
仕込み部屋で醪の状態をみんなでのぞき込んで観察したり、
槽場で絞り機と出来立ての酒粕を見学しました。
続いて、敷地内の井戸へ移動し、杜氏から仕込み水の説明と一緒に
「丹波の自然が豊かだからお酒造りが続けてこられたこと」
「その自然をこれからもみんなで守っていくことが大切」
というお話をさせていただきました。
その後、
・仕事をするうえで気を付けていること
・お酒造りをしていて良かったこと
などなど、杜氏にみんなからたくさん質問してくれました。
最後に、
お土産の『甘酒ヨーグルト』を片手にみんなで集合写真を撮影しました。
この一連の体験を通して、
地元丹波市の自然の恵みを生かして行われているモノづくりを体感していただけたと思います。
この経験がみなさんの思い出とこれからの糧になることを願っています。
ありがとうございました。