「三三庵」にて特別な体験をどうぞ。

丹波蔵元たより
2022.07.20

本日は現在期間限定で開催している、JR西日本主催の「兵庫デスティネーションキャンペーン」プレキャンペーンで、皆様へ「利き酒体験」をご体験いただく弊蔵の離れ「三三庵」についてご紹介いたします。

「三三庵」を語るうえで欠かせないのが西山酒造場の歴史についてのお話しです。

皆様がご存じの銘柄「小鼓」。
実はこの「小鼓」は、3代目からの銘柄です。

西山酒造場の3代目、西山亮三(俳号:泊雲)とその弟は俳人高浜虚子先生の俳句の弟子1号2号でした。

3代目当時西山酒造場は、倒産の危機に合います。
その際高浜虚子先生が、
「ここに美酒(うまさけ)あり名付けて小鼓といふ」という句を詠み、清酒「小鼓」が誕生しました。
そして東京のホトトギス発刊所で小鼓が販売されました。

高浜虚子先生との関係がきっかけとなり、西山酒造場はたくさんの文人・画人に愛される清酒となります。
「三三庵」は丹波へ訪れた文人・画人が利用、宿泊する文化サロンとして建設され、活用されました。

今までは一般公開を行っていなかったこの「三三庵」ですが、今回特別にこの「三三庵」の和室にて利き酒体験をお客様にご体験いただけます。

ご参加いただく和室の床の間には、3枚の掛軸が飾ってあります。


3枚とも高浜虚子先生の直筆のもで大変貴重なものです。
掛軸の内容もそれぞれ泊雲について書いてあり、虚子先生と3代目の親しさが伺えます。


実はこの3枚の掛軸は上記写真内で飾ってあるものと同じものを同じ場所に飾ってあります。

虚子先生が「三三庵」へ訪れた当時の様子を再現した特別な場所で特別な時間を弊蔵の蔵人と一緒に楽しみましょう!

登録有形文化財 「三三庵」にてご案内する利き酒体験は9月30日までです。
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利き酒体験について
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「兵庫デスティネーションキャンペーン」とは、「兵庫テロワール旅 ―私の感動、その先へ。―」をキャッチコピーとした特別な観光キャンペーンです。「テロワール」とは「土地の個性」を意味する言葉。兵庫五国(摂津・播磨・丹波・但馬・淡路)の風土に育まれた「食」や、歴史・文化・産業に根差した本物の「体験」が味わえる、質を重視したコンテンツをご用意し、皆さまをお出迎えします。

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