さてさて二回目の小鼓通信です。総務部員Iです。
今回のタイトルですが、少し説明しておこうと思います。
今、小鼓をはじめ日本酒の地酒蔵元が中心となり、全国都道府県に “旬どき・うまいもの自慢会/○○” (○○は地域名)という発信をしております(この7月より)。日本の美しい四季を愛で、旬の豊かな食を味わいながら、その季節ならではの旬の日本酒を愉しみましょう、という趣旨のモノです。
何やら大層ですが、要するに「四季折々の美味しいモノを食べて、その食に合った美味しいお酒を飲もう!」ということです。
確かに日本には四季折々の食があります。又、日本酒にも季節に合わせたお酒や飲み方があります。季節を感じながら飲食できることは、日本酒にのみ許された最大の特徴と言えます。
っで、『夏・小鼓・丹波』なのですが・・・
実は小鼓は、約20年くらい前からこの取り組みをしています。
丹波が黒豆で有名なのは皆さんご存知と思いますが、この黒豆の一般的な品種(本黒)は秋が収穫時期となります。もちろんそれはそれで「味覚の秋:丹波」で良いのですが、恐れながら、弊社の社長:西山裕三は目の付け所が違いました。
「何とか夏の暑い時期に、小鼓のギンギンに冷えた“生酒”と“黒豆の枝豆”で食を彩ることができないだろうか。」っと。
そこで、「丹波の夏の旬を栽培し、全国にアピールしよう」という趣旨のもと、夏の6月末?7月末に収穫時期が来る、“初黒”という黒豆の品種を地元の農家を募り、タイアップして栽培を始めました。
本黒よりも若干小さな粒ではありますが、EM菌による減農薬自然栽培を施しており、実が引き締まって旨みも凝縮されており、何より『黒豆の初モノ』&『小鼓の夏』としてたちまち丹波の夏の定番として、知れ渡るようになったのです。
これ本当に生酒を飲みながら、枝豆として食べるとめちゃくちゃ美味しいんです。私も小鼓に勤めだしてから都会の友人に送っているのですが、「これ酒も枝豆も美味しいし、もっとくれ?」とよく言われています。
地元でしか栽培していないので数も少なく、よく蔵まで買いに来られるのですが、「今日収穫したのはもうないんです?申し訳ありません。」ということもしばしば・・・(もしお断りした方で見られている人いたらゴメンナサイ)
さてさて、何やら宣伝みたいになってしまいましたが、今年の“初黒”は、天候不順で約10日ほど生育が遅れましたが、その分じっくりと育まれた為、きわめて良質で粒の大きい枝豆が出来上がりました。近年の中で一二を争う豊作の年みたいです。もし機会があれば、是非ご笑味ください。
☆☆☆旬どき・うまいもの自慢会:日本の蔵元が推薦する地元の自慢の食☆☆☆