小鼓純米大吟醸路上有花黒牡丹 自主回収 経緯と調査結果報告

お知らせ
2025.01.28

2025年1月28日

お客様各位

株式会社西山酒造場
西山 周三

小鼓純米大吟醸路上有花黒牡丹 自主回収 経緯と調査結果報告

 

謹啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引立てに預かり厚く御礼申し上げます。
この度は2024年11月5日から12月24日にかけて弊社より出荷した「小鼓純米大吟醸路上有花黒牡丹720ml」の一部において、瓶口キャップ部の汚れの件でご迷惑おかけいたしましたこと深くお詫び申し上げます。
本件に関し、その原因を調査し、対策を実施しております。中間報告で進行中でありましたカビの同定検査結果も併せ下記の通りご報告申し上げます。

敬具

1、対象製品
製品名   小鼓 純米大吟醸 路上有花 黒牡丹 720ml
対象ロット 2024.11A、2024.11B、2024.11B.、2024.12A

2、経緯
2024年12月25日社内サンプルを開封時、瓶口およびキャップ外側縁部にカビ様の汚れを発見、その後社内在庫を確認したところ、同様の汚れを確認し、製品回収を判断、実施いたしました。

3、調査結果
2024年12月25日に社内在庫の検品を行ったところ、該当ロットの同様の箇所に汚れを確認しました。キャップ内側や瓶内においてはカビの発生は認められず、また中身の清酒自体を微生物検査しましたが、生菌、カビともに認められませんでした。
製造当日の作業記録を確認したところ、自動充填機不具合により、普段は使用頻度の低い半手動方式充填機を用いて作業を実施しておりました。当日の半手動方式充填機での作業では、充填量が安定しておらず、瓶口に清酒成分の付着が発生し、また、閉栓前にアルコールスプレー噴霧が十分でなく瓶口に残留した清酒が十分流れきれずにカビの発生につながったものと思われます。
なお、前ロット・後ロットや、他の清酒製造においては充填性能の安定した自動充填機を使用しており、カビの発生には至っておりません。

汚れ自体の検査については、外部検査機関にて顕微鏡確認を行い、真菌(カビ)であることが確認されその後、遺伝子解析により3種のカビが同定されました。同定された微生物について厚生労働省の基準で確認したところ、2種類は疾病の可能性がない微生物で、1種類は感染した場合でも、重大な災害とはならず、有効な治療法や予防法があり、伝播の可能性が低い微生物でした。
しかしながら、万一摂取後、健康障害が確認された場合は速やかに医療機関を受診いただきますようお願いします。

現在のところ当該製品摂取による健康被害のお申し出はありませんが、弊社該当商品に付着したカビが原因で健康被害を発生させた場合には治療費など補償させていただきたく存じますのでご一報いただけますと幸いです。

4、今後の対策
今後は、十分に安定した稼働性を確認した充填機のみを使用することとし、万一、再充填等で、瓶口部に清酒が接触した場合にも、アルコール噴霧およびふき取り作業を確実に実施することといたします。

改めて、お客様には大変ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。今後はこのようなことがないよう決められた設備での製造、手順の励行・確認を徹底し、品質向上に努めて参ります。

お問い合わせ先
株式会社 西山酒造場
品質管理課 0795-86-0331

以上

https://kotsuzumi.co.jp/wp-content/uploads/小鼓純米大吟醸路上有花黒牡丹-自主回収-経緯と調査結果報告.pdf

 

 

オンラインショップ
丹波酒蔵直送、選りすぐりの製品を取り揃えております。贈答品などにも是非ご利用ください。
小鼓ドットコムへ
お問い合わせ
西山酒造場・有形文化財についてのお問い合わせは、下記のフォームに必要事項をご記入の上、お送りください。
お問い合わせフォーム