こんにちは、成瀬です。
丹波では、太陽の日差しを浴びながら田んぼの稲が青々と育っています。
先日、幣蔵社員が兵庫県立氷上高等学校で授業を行いました。
氷上高校では一年を通じて「起業経営」という特別授業が行われています。
企業経営では、6次産業化の仕組みや商品開発等、
経営者や企業の方を講師として招待し、手法など勉強されています。
過去には、この授業を通じて商品開発・販売や、クラウドファンディングを実施されてきました。
毎年お声がけいただき、授業を行っています。
担当になった社員が、テーマに沿って授業内容を考え、資料を作成し、授業を行っています。
相手に話すための伝え方、プレゼン資料の作成など、社員の「学び」の機会にもなっております。
そんな授業で今回は「商品開発」をテーマにお話しさせていただきました。
「商品開発」がテーマということで、
白砂糖不使用のぶどうリキュール「深山ぶどう」を一例に、
企画から商品が出来上がるまでのストーリーをお話しさせていただきました。
リキュール製造は日本酒と比べると、とてもシンプル。
だからこそ、レシピづくりが大切になります。
ぶどう本来のおいしさ・うまみを最大限に引き出すため、
配合比率を変えながら試作を何度も繰り返し行いました。
そうしてできた「深山ぶどう」。
一般的にリキュールは、ベースのお酒、果汁、糖類や甘味料などを加えて作られますが、
「深山ぶどう」は商品開発の結果、ブドウから造った自社ブランデー、ブドウ果汁、ライムという
3つのシンプルな材料が「奇跡の配合」の上、完成しました。
大人気商品の一つであり、長年お客様にお喜びいただいています。
また、今回講師をした社員もこの「深山ぶどう」に出会い、西山酒造場に入社しました。
商品開発する大変さや楽しさ、商品が出来ることで広がる人とのご縁など、お伝え出来たら幸いです。
ありがとうございました。