【蔵人日誌】搾りについて

モノづくり・人づくり
2022.08.09

はじめまして!
蔵人の能勢です。
いつも小鼓をご愛飲頂きありがとうございます。
今回はお酒の搾りの事をお話させて頂きたいと思います。

今日は酒造りの中でも、【搾り】の作業についてお話しします。
日本酒は初めから透明な状態ではありません。発酵を完了したもろみを【搾る】ことで酒と酒粕に分けて、初めて透明な日本酒となります。

酒と酒粕を分ける工程を上槽 (じょうそう) といいます。発酵が完了したもろみを酒袋に詰め、圧力をかけながら搾り、酒と酒粕に分離する作業のことを言います。上槽の言葉は、”槽 (ふね) ” と呼ばれる機械を使ってお酒を搾っていたことに由来します。
弊社ではこのようなしぼり機“槽 (ふね)”を使用しています。

白い部分に醪を注入しお酒を搾ります。この部分は、醪を入れられるように板と濾過布をあわせたものが数十枚並べられています。
そこに横から圧力をかけてゆっくり搾っていきます。

上記の写真は、ふねを上から撮った珍しい写真です。
これから、解体洗浄作業に入ります。
10月の頭にはこの“ふね”を使ったしぼりを開始します。
楽しみにしていて下さいね。

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